からだの慣用句
慣用句のなかでも、体の部位を使ったものは特に数が多い。「頭」「目」「手」「足」……体の動きに気持ちや状況を重ねる発想は、日本語だけでなく多くの言語に共通するが、組み合わせ方は言語ごとに違う。この12個は会話にもニュースにも頻出する定番ばかり。
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体の部位ごとにグループ分けして覚えると定着しやすい。「頭」なら頭が上がらない・頭を抱える、「手」なら手を焼く・手を貸す、というように。例文は声に出して読むと、どんな場面で使うかが体に入ってくる。
12 枚すべての単語カード
設問と答えを入れ替える頭が上がらない
相手に負い目や恩義があって、対等に振る舞えないこと。
「あれだけ世話になっては、彼女には頭が上がらない」
目からうろこ
あることをきっかけに、急に物事の本質が見えるようになること。
「その説明を聞いて目からうろこが落ちた」
手を焼く
対応に困り、もてあますこと。
「反抗期の息子に手を焼いている」
足を洗う
好ましくない仕事や生活からきっぱり離れること。
「悪い仲間から足を洗って、まじめに働き始めた」
口が滑る
言うつもりのなかったことを、うっかり言ってしまうこと。
「つい口が滑って、秘密を話してしまった」
顔から火が出る
恥ずかしさで顔が真っ赤になるほど、きまりが悪いこと。
「人前で名前を間違えられ、顔から火が出る思いだった」
鼻が高い
誇らしく、得意な気持ちになること。
「息子が表彰されて、親として鼻が高い」
骨が折れる
多くの労力や苦労がかかること。
「この資料をまとめるのはなかなか骨が折れる作業だった」
耳が痛い
自分の弱点を指摘されて、聞くのがつらいこと。
「その忠告は耳が痛いが、そのとおりだと思う」
腹を割る
本心を隠さず、率直に話すこと。
「一度腹を割って話し合おう」
胸を張る
自信を持って、堂々とした態度をとること。
「胸を張って、自分の仕事を誇りに思っている」
肩を落とす
気力を失い、がっかりした様子になること。
「試合に負けて、肩を落として帰ってきた」
次に学ぶこと
体の慣用句に慣れたら、レベル2「気持ちを表す慣用句」へ。抽象的な感情の表現が増える。
レベル 2 に進む: 気持ちを表す慣用句 →