ことわざ · レベル 2

人生の教え

生き方そのものを一行にしたことわざを12個。動物のレベルより抽象的だが、そのぶん会話でも文章でも使いどころが多い。なかには意味を取り違えられがちなものもあるので、そこは注意書きをつけてある。

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このセットの学び方

「意味は知っているつもり」がいちばん危ないレベル。とくに「情けは人の為ならず」は、正反対の意味で覚えている人が実際に多い。「出る杭は打たれる」のほうは意味は一つだが、戒めとして言うのか、それでもやれと言うのかで立場が変わる。カードの注意書きまで読んでおくと、使うときに恥をかかない。

12 枚すべての単語カード

設問と答えを入れ替える
ごくわずかなものでも、積み重ねれば大きなものになる。

塵も積もれば山となる

「毎日10分でも、塵も積もれば山となるで一年では60時間になる」

辛抱強く続けていれば、いつかは報われる。

石の上にも三年

冷たい石でも三年座り続ければ温まる、という見立てから。忍耐を説く代表的なことわざ。

急ぐときほど、危険な近道より安全な遠回りのほうが結局は早く着く。

急がば回れ

「慌てて手を抜くと二度手間になる。急がば回れだ」

欲張って二つを同時に狙うと、結局どちらも手に入らない。

二兎を追う者は一兎をも得ず

ヨーロッパのことわざが翻訳されて定着したもの。

失敗する前に、あらかじめ備えておくことが大切だ。

転ばぬ先の杖

「保険に入るのは転ばぬ先の杖だね」

一度してしまったことは、もう取り返しがつかない。

覆水盆に返らず

こぼれた水は器に戻らない、という中国の故事から。離縁した夫婦の話がもとになっている。

月日が過ぎるのは、矢が飛ぶように速い。

光陰矢の如し

「入社してもう十年、光陰矢の如しとはこのことだ」

始めたころの謙虚な気持ちや志を、いつまでも忘れてはならない。

初心忘るべからず

世阿弥『花鏡』の言葉。もとは能の修行についての教えで、芸が上達したあとの慢心を戒めている。

その土地に移ったら、そこの習慣ややり方に従うのがよい。

郷に入っては郷に従え

「読み方は『ごうにいってはごうにしたがえ』」

狭い世界にいる者は、外に広い世界があることを知らずに得意になっている。

井の中の蛙大海を知らず

『荘子』に由来する。略して「井の中の蛙」とも言う。

頭角を現したり、目立つ行動をしたりすると、周囲から非難される。

出る杭は打たれる

「だから目立つな」という戒めとしても、「それでもやる」という文脈でも使われる。どちらの立場で言っているかは前後で決まる。

人に親切にしておけば、めぐりめぐって自分に返ってくる。

情けは人の為ならず

最も誤解の多いことわざ。「情けをかけるのはその人のためにならない(甘やかしになる)」という意味ではない。「人の為ならず」は「その人のためだけではない」の意味。

次に学ぶこと

次はレベル3「努力と失敗」。続ける・しくじる・やり直すをめぐることわざで、実際に背中を押してくれるものが多い。

レベル 3 に進む: 努力と失敗 →